
安いパソコンが欲しいけど、メモリ8GBで性能的には十分だろうか…
パソコン選びで、こんなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
今回は、パソコンのメモリ8GBは足りないと筆者が考える理由3選を解説します。
2026年現在、パソコンを新しく買うなら16GB以上のモデルから選ぶのがおすすめです。
筆者は小学生からパソコンを使い始め、現在20年以上のパソコンユーザーです。
現在もパソコンを使って文章作成や調査、CADを使った設計業務をしている経験からお伝えしたいと思います。

キウイです。産業機器メーカーに勤める傍ら、ブログ「キウイ設計」を運営したり、業務委託として機械設計の副業をしたりしています。
パソコンのメモリは8GBでは足りない!
2026年現在、販売されている多くのパソコンは、最安値の構成がメモリ8GBになっています。実際、Windows 11の最低動作要件は4GB1ですので、「8GBあれば十分では?」と感じる方も多いでしょう。
しかし、ここで注意したいのは「最低要件=快適に使えるスペック」ではないという点です。
最低要件とは、あくまで動作するための条件にすぎません。実際に仕事や日常利用でストレスなく使えるかどうかは、また別の話です。
筆者は仕事でもプライベートでもパソコンを活用していますが、2026年現在の使用環境を考えると、8GBは「動くけれど余裕はない」容量だと感じています。
ここからは、なぜメモリが8GBでは足りないのか理由を3つに分けて解説します。
メモリ8GBは足りない理由①:インターネットを閲覧する時点で、すでに足りていない
パソコンを使うほとんどの方が、ChromeやEdgeなどのブラウザを立ち上げてインターネットを閲覧していると思います。

もちろん、この記事もブラウザ経由で読まれているはずです!
一般的には「ブラウザを見るくらいならスペックの低いパソコンで十分」と言われていますので、メモリ8GBでも全然スペックは足りるのではないか?と思われるかもしれません。
しかし、実はブラウザはものすごくメモリを消費するアプリケーションなのです。
ブラウザを見るだけのつもりでも、複数の画面(タブ)を起動するだけで多くのメモリを消費しています。

タブを多く開くほどメモリは多く消費され、8GBだと「なんか動作が微妙にもたつく」と感じることが出てくるでしょう。
実際、筆者は会社でメモリ8GBのパソコンを使うこともあります。ブラウザを複数開いたときの反応は、体感ですが少しもっさりしています。
さらに検証として、ブラウザを複数開いたときのメモリ使用量を確認してみました。
検証に使ったのはメモリ16GBのノートパソコン「Lenovo IdeaPad Slim5 Light Gen10(13.3型 AMD)」です。
パソコンを起動してから、ブラウザ(Chrome)を立ち上げ、YouTubeを再生した状態でタスクマネージャーを開き、メモリの使用量を確認します。
ブラウザでは以下のサイトを開きました。
- 日経新聞 電子版
- Gmail
- YouTube
タスクマネージャーでは下画像の通り、なんと8.6GBのメモリを消費しています。
ブラウザしか立ち上げてないのに、8GBを超えてしまいました…。

このように、ブラウザを立ち上げ、何個かタブを開いただけでメモリ8GBをすでに消費してしまっているのです。

いやいや、8GBのパソコンでも普通にブラウザは立ち上がるし、何個かタブを開いてもメモリ不足にはなってないよ!
と思われるかもしれません。
たしかに、メモリ8GBのパソコンではブラウザを立ち上げてもメモリ不足にはなりません。
実際に筆者もメモリ8GBのパソコンでブラウザを立ち上げ、何個かタブを開いてみました。その時のメモリ使用量は4.2GBでした。
しかしこれは、メモリ8GBのパソコンで「8GBでも問題ない」ように、OSやブラウザがメモリ消費を抑えているのです。メモリに余裕がないから、パソコンの起動やブラウザの閲覧をメモリを節約した状態で使っているのです。
これでは、メモリが動作の足を引っ張っていると言えるでしょう。
実際にメモリ16GBのパソコンでは、ブラウザで複数のサイトを見ただけでメモリ使用量が8GBを超えたのは先ほど検証したとおりです。これは、本来ならブラウザ操作だけでも8GB以上欲しいということを示しています。
メモリ8GBでは足りない理由②:将来的にメモリがもっと必要になる可能性が高い
パソコンは多くの場合、数年以上(3年~長い人は10年くらい)使うユーザーが多いです。その間に使い方が変わり、新しい作業をするときに8GBではメモリが足りなくなる可能性があります。
最初はネット閲覧と資料作成だけのつもりでも、
- Web会議をしながら、ブラウザと業務用のアプリを同時に立ち上げる
- 画像編集や動画編集、ライブ配信に挑戦したくなる
など、新しい作業をしたくなることは十分に起こりえます。
実際に筆者自身も、パソコンを買った時には想定してなかった3D CADを導入し、去年から使い始めました。このとき、「メモリを増やしておいてよかった」と思いました。
筆者はデスクトップパソコンをメインに使っており、メモリ容量は32GBです。作業としてはWordPressの執筆や2D CADの設計が中心で、このレベルであればメモリは16GBで十分でした。

買ってしばらくは、メモリ32GBも必要なかったかな…と思っていました。
しかし、3D CADのSolidWorksを使い始めてからは、メモリ32GBの恩恵を受けており、ある程度快適に使えています。メモリ16GBのノートパソコンでは3D CADは動きはしますが、動作は32GBの方が体感的に早いです。
もちろん、すべての方が重いソフトを使うわけではありません。しかし、将来的にやりたいことが増えた時にメモリ8GBでは選択肢が狭くなってしまいます。
特にノートパソコンではメモリ増設ができない機種も多く、だからこそ最初から余裕のある容量を選ぶ。そう考えるとメモリ8GBはやや心もとないと言えるでしょう。
メモリ8GBでは足りない理由③:パソコンは年々動作が重くなっていく
パソコンは、購入直後は快適に動いても、数年使い続けていると「なんとなく動作が重くなった」と感じた経験はないでしょうか。
その原因の一つが、ソフトをインストールするごとにメモリの余裕がなくなっていくことです。
パソコンを使い続けると、少しずつインストールするソフトが増えていきます。業務用アプリ、クラウドストレージ、プリンター用ドライバーなど、気づかないうちに常駐プログラムも増えていきます。
常駐プログラムはパソコン起動時からバックグラウンドで動作し、メモリを消費しています。そのため、ただでさえ余裕の少ない8GBのメモリは徐々に圧迫されていきます。
その結果、パソコンの起動時間が遅くなったり、複数アプリを同時に使うと重くなったりするのです。
メモリが足りなくなると、パソコンはSSDやHDDの一部を「仮想メモリ」として使い始めます。しかしこれは本来のメモリよりも処理速度が遅いため、体感的な速度低下につながります。
購入当初は8GBでも十分と感じていても、数年後には「なんだか遅い」と感じるようになるのは、この積み重ねが原因です。
もちろん、不要なソフトを削除したり、メモリを解放したり、といったテクニックで多少の改善はするでしょう。しかし、最初からメモリが多いとそうした管理に時間を割く必要もありません。
最初からメモリに余裕を持たせておくことが、長期間快適に使うためのポイントなのです。
おすすめはメモリ16GB以上のモデル
2026年現在、これからパソコンを購入するならメモリは16GB以上の機種がおすすめです。
メモリが16GBあれば、ブラウザで複数タブを開きながら資料を作成する、Web会議をしつつ業務アプリを立ち上げる、といった複数のアプリケーションを使っても動作は重くなりにくいからです。
パソコンは数年間使うのが前提の買い物なので、日々のパソコン操作を快適にするためにメモリ8GB→16GBのアップグレードは価値があります。
どの機種が良いかは使い方や予算によって異なるのですが、初めてパソコンを買う方は画面サイズ14インチ~16インチのノートパソコンがおすすめです。ノートパソコンは単体でディスプレイやキーボードが付いていますし、家の中や外に持ち出して場所を選ばずに使えるからです。
その中でも筆者がおすすめのメーカーを2つ紹介します。
1つ目のおすすめメーカーはLenovoです。
Lenovoのノートパソコンは、コストパフォーマンスが良く、お手ごろな値段で作りの良い機種が多いです。直販サイトでは時期によってセールをやっていることもあり、よりお安くパソコンを買うこともできます。

2つ目のおすすめメーカーは富士通です。
富士通はパソコンの企画から設計、製造を国内でしており、手厚いサポートに定評があります。「パソコンに何かあった時のために日本メーカーのサポートが受けたい」
「日本製のブランドの安心感を重視したい」
といった方におすすめです。
Web限定のアウトレット品だと、お買い得にパソコンを買えるのも魅力です!
ちなみに、筆者は13.3インチのLenovo モバイルノートを使っています。メモリ16GBで、仕事に快適に使えています。1年間使ったレビューはこちら。
メモリ8GBはむしろ上級者向けパソコン
メモリ8GBは、安くてエントリー向けのパソコンに採用されることが多いので、「初心者は8GBで十分では…?」と思うかもしれません。
しかし、メモリ8GBのパソコンはむしろ上級者向けと言えるのです。
その理由は、
✅用途が明確に決まっており、
✅メモリ8GBでも十分だと分かっている
場合に、メモリ8GBのパソコンは安価で合理的な選択になるからです。
逆に言えば、
🌀パソコンを使い慣れたら用途が広がるかもしれない
🌀とりあえず安いから8GBにしておこう
こういった選び方は、後からスペック不足になる可能性があります。
「メモリ8GBでも十分使える」と判断してうまく利用できるのは、上級者ならではと言えるのです。

余談になりますが、先日FP3級試験を受けてきました。最近のFP試験はCBTテストと言って試験会場のパソコンを使って試験します。
CBTテストに使うパソコンは試験問題を表示するソフトが動けばよいので、問題文を表示するレベルなら8GBでも問題ないでしょう。
まとめ:2026年現在、パソコンのメモリは16GB以上をおすすめします
本記事では、「メモリ8GBは足りないのか?」という疑問に対して、次の3つの点を解説しました。
- インターネットを閲覧する時点で、すでに足りていない
- 将来的にメモリがもっと必要になる可能性が高い
- パソコンは年々動作が重くなっていく
パソコンは数年間という長いスパンで使うものです。だからこそ、購入時に性能にある程度余裕を持たせておくことが、パソコンを使う上での快適さにつながります。
2026年現在、これから新しく購入するのであれば、メモリは16GB以上の機種がおすすめです。
パソコンをお得に買うために、Lenovoでは学割専用のストアも用意されています。

また、富士通ならアウトレット品や、未使用・未開封のパソコンをお得に購入できます。
パソコン選びで後悔しないために、ぜひこの記事を参考にしていただけると嬉しいです!
- Microsoft「Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する」 ↩︎

